老朽化に伴い愛媛県西条市周布の市東予総合支所隣に新築移転を進めていた西条西署の新庁舎が完成し、19日から業務を開始した。初日は年末の交通安全県民運動の出発式を実施。署員や市民ら計約150人が防犯拠点の完成を祝いながら地域の安全安心に向け気持ちを新たにした。
 県警会計課によると、旧庁舎(同市壬生川)は1961年3月に建設され、県内で最も古かった。新庁舎は鉄筋コンクリート4階建て(延べ床面積約2790平方メートル)。大規模地震などに耐えられるよう建築基準法の基準の1.25倍の構造強度を持たせた。屋上に72時間連続で使用可能な非常用発電機を設置。県内の警察署で初めて、電源車で外部から電力供給可能な設備を庁舎壁面に設置した。